もしかして、、、医師も初めて??
さて、血液検査の結果はやっぱり「鉄欠乏性貧血」
それも、医師が「あ~」って声が出るくらい、ちょっと重症だったらしいです。
一応、健康診断で最初に引っかかってから5年、鉄分のサプリメントは飲んでいたのですが、医師曰く「市販のサプリは殆ど意味がない」らしいです。
有効成分はごく微量で、ほんとに「ちょっと最近不足しているかなぁ」という時に利用する程度で、検査で出るレベルになったら全然足りないそうで。
で。これで解決。では、ありませんw
舌の症状は貧血によるものだけでは無いらしいけれど、それが何かはまだ判らない。
若い医師はためらいながらもこう言いました。
舌を切らせていただきます
患部の一部を検査の為に切除しますとのこと。
ただ、腫れるだろうし発熱もあると思うので、後日やらせて下さいと。
この日は土曜日で、翌日は救急外来はあるけれども専門医が不在な為、適切な対応が出来ないかもしれないから、月曜日に切除したほうが安心です。
というのが医師の意見。
でも自分としては「明日仕事が休みなんだから今日やったほうが都合が良い」って思っちゃいました。
「一度舌が腫れた事があるので対応は出来ると思うので大丈夫です。今やっちゃってください」
自分がそういうと、医師は漫画やコントみたいに目を大きく見開いて「え!!」って驚いていましたw
ほんとにこの医師、表情豊かで面白いw
いや、でも、と動揺する医師を「大丈夫です」ってなだめて、午前の最後の順番で処置をすることになりました。
さて、処置が始まります。
3ヶ所。だいたいイクラの粒くらいの大きさで切除しますという説明と書類云々を済ませて、いざ。
舌を固定するのは難しいので、看護師が自分の舌を手で掴んで動かないようにします。
それが、すんごい力でぎゅーっと掴むのでめちゃくちゃ痛いw
麻酔は部分麻酔なので、掴んでいる所は痛いまま。
もう麻酔がきいているかどうかも分からないくらい痛い痛いw
読んでいる方は鏡を見ながら自分の舌をどちらか片方に寄せて、動かさないでいられるか試してみて下さい。
たぶん固定しているつもりでも、ひくひく微妙に動いてしまうと思います。
これを抑えようと看護師さんは必至で力尽くで掴んでいるわけですw
医師が最初に持ち出したのはカッターの様な医療器具。
処置をしながら「あれ?や、なんかこれじゃ、、、切れないな、、、」
例えるならば切れない包丁で生肉をゴリゴリ切っている感覚が伝わってきました。
もしかして、この医師、こういう処置は初めてなのかなぁ?
そう思うと一気に不安になりましたが、もう遅いw
今度は切れ味の良いピンセットみたいな器具を出してきて「あ、この方がまだ良いかな」なんて呟きながらチョキチョキ。
「舌の先端部分が一番酷いんですが、先端部分は切る事が出来ない部分なので、その周辺部分を切りますね」と、少し余裕が出てきた声で話かけていました。
んー。と、ちょっと間があいて「縫ったほうが良いのかなぁ、、でもなぁ
、、一針くらいなら、、縫えるかなぁ」
いやいや、ぜったい初めてでしょ!!!ってツッコミたくなる処置でしたが、無事終了。
やっと看護師さんが手を放してくれてなによりホッとしましたw
医師もなんだか達成感すら漂わせて、切除した組織を見せてくれました(ドヤって感じw)
痛み止めと抗生剤を処方して頂いて、一応月曜日に診察、検査の結果は数週間後という感じで帰宅。
自宅に着く前に痛み始めたので薬を飲んだのですが、その日はちょっと地獄でしたw
痛み止めは効果があってもほんの一時間くらい。
徐々に切ったところに心臓があるかのようなドクドクした感じと激痛。
ダメだと分かってはいても、4時間もたたないうちに痛み止めをまた飲む、でも殆ど効かない、という感じで朝まで眠れないくらいの痛み。
腫れているのか鏡で確かめる余裕も無いくらい。
病院に行っても処置のしようが無いのは判っているので、ただひたすら堪えるだけ。
痛みが落ち着いた、というか普通に我慢出来る程度まで治まったのは日曜日のお昼過ぎくらいだったかなぁ。
覚悟はしていたけれども、少し予想を上回る痛みでした。
まぁ、おかげでまたひとつ、肝がすわった感じ。
夕方くらいには、縫った糸がウザいなぁなんて思う余裕も出ていましたw