入院前にやっておいて良かった事(#^.^#)
入院が決まると、病院での生活に備えて色々準備しますよね。
でも、退院後の事にまで頭が回るのは、入院する2,3日前になってから、という場合も多いみたいです。
一人暮らしだったり、家族と同居していても昼間は一人だったり。
退院してから、普段通りの生活に戻るまで私は約3週間かかりました。歩く事も満足に出来ない生活が暫く続きます。退院後3週間目で歩くスピードは1㎞30分でした。
そんな感じですから、色々と入院前にやっておいて良かった事を書いておきます。
健康保険限度額適用認定申請
ザックリ言えば、手術や入院などで高額な医療費がかかる場合、当事者の年収や保険の状況(被保険者かその扶養者か、等)に合わせて一ヵ月に支払う医療費の限度額を認定してもらう手続き。
一度全額病院に支払ってから手続きしても、差額は戻ってきますが、入院前に申請して認定証を貰って、病院の窓口で手続きをしておけば、退院時の支払いが限度額以内に収まるので便利です。
退院後に手続きする場合、自分で動き回る事を考えると結構大変だと思います。
適用の対象となるかどうかは、お手持ちの保険証に記載されている連絡先やホームページでチェックしてみましょう。
気をつけておく事と言えば、保険対象外のものは、当然ながら限度額には含まれないという事。例えば、個室を利用したい場合、それにかかる「別料金」は限度額とは別に支払う事になります。私は大部屋で入院生活も普通に過ごして、院内着レンタル料金と食費は限度額とは別に支払いました。
それから「入院費」と「外来医療費」は、別々に計算されるそうです。
どういう事かというと、例えば、限度額申請した月に入院一週間、退院後に外来で診察を受けたとします。
単純に限度額が8万円だとすれば、全部ひっくるめて8万円で、退院の時に8万円支払ったんだから退院後の外来は無料じゃない?って私は思っていました。
でも実際は、入院費は8万円。外来費も8万円。最大で16万円支払う可能性がある、という事らしいです。
詳しくは病院の窓口でしっかり確認してください。
傷病手当の申請
仕事を長期で休む場合、その日数と年収やらなんやらの計算でいくらか保険でまかなって貰える手続き。
これも、限度額申請用紙を貰う時に一緒に送ってもらう事も出来ますし、PCとか詳しい人なら自分でダウンロードしてプリントアウトも出来ます。
申請用紙には病院側に書いて貰う所があります。
傷病手当を申請出来るのは職場に復帰してから。実際に何月何日まで休んだのか、しっかり把握出来るようになってから、なので病院によっては退院時には申請用紙を預かってくれない場合もあります。
ただ、申請用紙は早めに準備しておくと楽です。
仕事に復帰してから用意しても良いですが、暫くは仕事の疲れ方はハンパじゃないです。体がついていきません。
部屋の掃除
特にトイレやお風呂場、台所などの水回りで普段よく使う場所は、念入りに掃除しておくと良いです。
理由はいくつかあります。
ひとつ、退院後暫くは中腰にかがんで掃除するのはしんどい。
ふたつ、病院内の綺麗な環境に慣れてしまうと家の汚れがストレスになる
みっつ、暫くは家のあちこちに掴まったり、手をついたりするから
私は水回りの掃除を念入りにした他に、ドアノブやタンスや柱など、自分が手をついて歩きそうな場所はとりあえず拭き掃除しまくりました。
ちょっとした大掃除でしたけれど、結果的に退院後の生活が大分楽になったと思います。
すぐに寝られる状態を作っておく
退院して帰宅直後、とりあえず横になりたくなります。
私はベットではなく布団なので、かなり迷いましたが、病院に行く時に布団を敷いた状態にして家を出ました。フトンカバーも全部取り換えて。
結果、それが正解でした。
睡眠がとりたいわけではなく、とりあえずゆっくり横になりたいんです。
荷物の片づけなんて、いつでも良いんです。
デリバリーや宅配サービスをチェックしておく
私は普段デリバリーを利用しない生活だったので、とりあえずチラシやアプリをチェック、会員登録しておきました。台所に立って料理する作業って、結構足腰に負担がかかるし、ずっと立っているのがしんどいです。
入院前は、パスタやそうめん等の乾麺、それに使うソースやめんつゆ、乾燥薬味や冷凍野菜でなんとか簡単に料理出来るようにと下準備はしていましたが。
が!しかし!
麺を茹でるお鍋を持ち上げるのがしんどい!お湯が入ったお鍋なんて、持ち上がらない!何故なら、腹筋に力が入らないから!咳をしただけで、めっちゃお腹が痛いんだから!!
便利なツールは、便利に利用しましょう。
宅配もデリバリーも、こういう時の為にあるんです。はい。
500㎖のペットボトル飲料、それより小さいサイズの飲料を沢山買っておく
普段は2ℓのペットボトル飲料をコップにあけて飲んでいるとしても、暫くは2ℓなんて持てません。コップにあけるなんて、もってのほか。
でも水分補給は大切です。一日2ℓは水分補給する事をお勧めします。
新陳代謝を高める事にもなるので、傷の治りもそのぶん早くなる、と聞きました。
そしてなにより、トイレのウンウンが硬くならないように、水分は沢山とりましょう。
踏ん張ると、お腹の内側から拳の一番痛い場所で傷口をぐりーっとされる様な激痛に襲われます。二度とウンウンしたくなくなります。ホント。
外出する気力が出るまで私は3日かかりました。
つまり、3日分の飲料は入院前に準備しておいた方が良いでしょう。
なんとなく、え?そこまで?やりすぎじゃない?って思うかもしれませんが、あくまで個人的な感想です。やっておいて良かったよー、あとが楽だったよー、ってだけの事です(#^.^#)
もうひとつ
煙草を吸う人は、手術が決まったその日から禁煙しましょう
ちなみに私はヘビースモーカーです。一日ひと箱平気で空にします。
手術の直近まで禁煙出来ませんでした。
麻酔科の医師から、喫煙していると呼吸器の回復が遅くなるという説明は受けていましたが、そう簡単には禁煙出来ません。はい。意思が弱いです。
結果、術後すぐに苦しみまくりました。
全身麻酔だったので、気管に管を通します。よく医療系ドラマとかで見かける「挿管」のアレです。術後、管を抜いて暫くは痰が絡みます。
喫煙者は、痰が必要以上によく絡みます。もーやめてって言いたくなるくらい。
医師からは「痰が絡んだら大きく咳をしてください」と言われます。
いやいやいやいや!笑っただけで痛いんですよ!てゆーか、術後はちょっと身をよじるだけで痛いんですよ!「大きく咳をする」なんて、出来ませんって!ゴホン!ってしたら、パカッて傷が開きそうなくらい痛いんですって!
でも。咳をするしかないんです。しつこくしつこく絡む痰を、毎回激痛に悶えながら咳をして出すしかないんです。
しかも、痰が絡まなくなってからもずーっと、気管がヒリヒリ痛いです。
24時間カラオケで熱唱した後くらい、喉の奥がヒリヒリ痛いです。
退院してからも痛いです。歩きタバコをしている人が側を通ると殴りたくなるくらい、煙を吸うと痛いです。
おかげで今、禁煙出来ていますw
こんな吸わなくても平気でいられるんなら、手術前に禁煙しておけばもっと楽だったのに、と後悔しています。ホント、苦しかった。
意思の強い方は本当に手術が決まったら即禁煙!です。
伝えたい事は、このぐらいかな。
また何か思いついたら書こうかな。
「入院準備で必要な物」で検索して用意して、実際一週間の入院程度では、それほど使わなかったものとか。
ま。今回は、ここまでです(#^.^#)